オレのじいさんの戦場ノンフィクション物語、「戦争と平和。」シリーズも今回で第五話。




このシリーズは「オレの家族。」というカテゴリーに入れてあるので、暇な人は最初から読んで下さい。






さて・・・





今日も満州でのじいさんの話です。









今回はなんと、戦場でのラブストーリー。











もちろん相手はばあさんですが・・・。














二人がどこで出逢ったのかはっきりとしたことは聞いてないのでよくわからないのですが、じいさんとばあさんは同じ部隊にいたんですよ。












で、ある休みの日。















二人はそこいらにあった車で出かけたんだそうです。












もちろんじいさんは無免許でしたが、当時はそれが普通だったみたいです。










二人はず〜っとず〜っと走り続けました。











そして・・・












ロシアとの国境に到着。
















満州とロシアを隔てる有刺鉄線。










時は第二次世界大戦中。










それはさながら世界を二つに分ける壁とでも言えるでしょう。














戦争中の休みに二人っきりでせっかくデートできるってのに、














どうしてわざわざ厳戒態勢の国境を見物しに行ってるんでしょうか。


















満州の『ホットドッグプレス』にはそんなデンジャラスなデートコースが載ってるんでしょうか?
















































でも、そこはオレのじいさんとばあさん。

















見学だけとはいきません。



















なんと、















有刺鉄線の隙間からロシア国内に不法侵入。




















じい:「なぁ、はいろうぜぇ〜」










ばあ:「えぇ〜、ほんとに入るのぉ〜?」










じい:「なにもしないって」









ばあ:「えぇー・・・。じゃ、ちょっとだけだよ」

















おい!





じじい!





ばばあ!




















戦時中のロシアは




















ラブホテルじゃねー!

























しかし!












あまりに世界をなめているカップルが国境を超えた時、状況は一変します。























国境警備隊の監視小屋の窓が一斉に開放。















おそらく、中からは無数の銃口が昭和のバカップルに照準を合わせていたに違いありません。



















じいさんはこの時、「めちゃくちゃびびった」と言っておりました。












一つ言わせてもらっていいですか?


























びびるの遅すぎ。



















敵国の国境を越えてるんですから、当たり前じゃないですか。











普通だったら瞬殺です。



















オレはじいさんからこの話を聞いていたとき、思わず「で、どうなったの?」と聞いてしまいました。









とりあえず孫のオレがいる以上、その場で銃殺はされなかったにしろ、どんな目にあったのか気になって仕方ありませんでした。


























じい:「どうなったもなにも・・・」




























じい:「弁当食ったのよ」




























・・・。










は??









ちょっと待って!











どこで?

























じい:「その場でよ」



























おーい!
















ここにどうしようもないバカがいるぞぉー!


















二人も!!


























ここでじいさんとばあさんのラブラブデートをおさらいをしてみます。








出発



果てしない草原をひたすらドライブ



ロシア国境到着



ロシア観光(有刺鉄線に気をつけて♪)



無数の銃口に囲まれての素敵なランチタイム




















なめまくり・・・。













世界をなめまくり!!



















いやぁ〜、ロシア人ってものすごく心が広いんですね。

















オレが国境警備隊だったら













間違いなく乱射してますよ。





















こんなふざけたアベックにわ。





















バカのワールドカップがあったら、二人は間違いなく日本代表。















へたすりゃ、世界選抜メンバー。



















マラドーナとカニージャを超える伝説のツートップですよ。























「世界の中心で愛を叫ぶ」というベストセラーがありますが、
















おかげさまで・・・















「照準の中心で弁当を食べる」というヒット作が書けそうです。



















もしくは、




















「今、食いにゆきます」



















オレって本当によく生まれてこれたなー。







いろんな話を聞くたびに、思いますが・・・

















オレの誕生に至るまでって














なんてタイトロープ。






















なんとなくオレも簡単には死なない感じがします。












ところで、この話をじいさんがしていた時、近くにいたばあさんも当時の状況を思い出したようです。















「あったねぇ〜、そういえばそんなことが。」





















忘れかけるような話じゃねーだろ。

















熱海に行くのとはわけが違うんだぞ。

















さらに、ばあさん・・・


















「ほんとに楽しかったぁ〜☆」






























ときめくなぁぁ!!











二人の恋に涙したら撃て。


そういえば、コメントもジャンジャンちょうだいってば。