(昨日の続き)









昨日、一昨日とオレのじいさんの「黄金伝説」をお話してきたのですが、今日もその続きを。


今日はじいさん、






絶体絶命の巻。







いや・・・



普通はそうなんだよ。



戦場だもの。



でも、うちのじいさんの場合は、動物を食った話の比率が高すぎです。






そういや、イヌも食ったとか言ってたな。








さてさて・・・








ある日、じいさんの所属していた部隊は次の目的地へ向け行軍をしておりました。









昼夜を問わずに歩きつづけるまさに強行軍。








車両などはもちろんなく、馬か徒歩だったそうです。









じいさんは偉い役職ではなかったので徒歩。






本当にヘトヘトだったといいます。












そんな中、じいさんのそばにいた一頭の馬が暴れ出しました。








その馬が後ろ足を蹴り上げた瞬間・・・










じいさんのタ〇キンにクリーンヒット!!!









この痛みは女の子はわからないでしょう。




それどころか、男の子でも








想像の範疇を超えます。







よく野球の珍プレーなんかであるじゃないですか?


ボールにボールが当たるやつ。





プロが投げる硬球ですからそりゃ半端じゃなく痛いでしょうけど、馬にはかなわないと思います。








蹄鉄を履いた馬の蹄で思い切り蹴り上げられるなんて・・・。







ある意味、死んだほうがましです。








まさに、「玉砕」!










さすがのじいさんもこれには「辛抱タマ乱」。






言葉では言い尽くせない痛みだったといいます。









しかし。



目的地に到着していない以上強行軍は続けられます。








そりゃそうです。







自分たちだっていつ殺されるかわからないんですから。







一人の兵士がタ〇キン蹴られたくらいで部隊を全滅に追いやるわけにはいきません。












兵士の命 > 精子の命







悲しいけど、そういうことのようです。











ところが、痛みは時間を追うごとにひどくなり、パンパンに膨れ上がってきたそうです。






じいさんは一人だけ本隊から遅れはじめました。












それでも必死においていかれまいとするじいさん。







でも、あまりの痛みにとうとう歩くことができなくなってしまいました。






そして、本隊は見えなくなってしまいました。










真夜中のジャングルでたった一人。








動けなくなってしまったじいさんはこの時「死」を覚悟したと言います。








「この夜はものすごくきれいな星空だったんだよ。」











一人ぼっちになったじいさんは、星が輝く空の下で孤独と恐怖と悲しみに涙したそうです。












映画とかに出てきそうな感じですよね?











タ〇キン腫らしてる以外は。















疲労と痛みでそのまま気を失ったように眠ってしまったらしく、気付けば朝になっていました。








「まだ生きてる・・・」







終わりのない夜を越え、自分が生きていることを知ったじいさんはまた少しずつ歩き出しました。







まだ痛くて痛くてどうしようもなかったけど、歩きました。












少しずつ、少しずつ・・・












すると、











じいさん・・・




















なんと、本隊より先に到着。



















タ〇キン腫らしたじいさんは目的地までの道のりを奇跡的に超ショートカット!

















「なんでお前がいるんだ!?」


「生きてたのかぁー!!」


「よかったよかった!!」









後からやってきた本隊はみな一様に驚いたと言います。






そりゃそうでしょう。



右も左もわからないジャングルで動けなくなってしまった「タ〇キン負傷兵」なのですから。









まして、一番先に到着しているのだから驚愕に値します。





でも、一番驚いてたのは本人なんですけどね。












「あれ? 着いちゃった♪」










てな感じなんですから。









ところが、じいさんは上官の言葉でさらに驚くことになります。


















「お前、死んだことになってるぞ。」
















急いで部隊の名簿を見に行くと、じいさんの名前の欄には













「戦死」の二文字が・・・。
















すげーぜ、じいさん!



不死鳥のように甦ってるぜ、じいさん!











本当に死ななくてよかったですよねぇ〜。





だって、「戦死」なんてウソじゃないですか!














「戦死」と書かれる人って言うのは、










「敵兵に殺された兵士」や





「米軍艦に特攻していった兵士」や





「捕虜になるくらいならと自害していった兵士」たちであって・・・



















「馬にタ〇キン蹴られた兵士」では断じてありません。
















「天皇陛下バンザーイ!」と叫びながら蹴られたのならともかく、じいさんのことだから


















ただよそ見していたに違いありません。














あぶないあぶない・・・









危うく靖国神社にじいさんの「ミタマ」まで祀られてしまうところですよ!

















今年で88歳。







今、彼は病床に臥しています。




近々手術を受けるとのこと。










持ち前の強運で病魔をやっつけてくれると思います。





どーせ一度死んでるんですから。




















また甦って来い、じいさん!

















孫のオレが存在している以上、その機能に問題は残らなかったようです。
ちなみにオレ・・・。
「馬年」の「いて座」です。
どっちも馬じゃん!
 ↓
人気blogランキング